たくさんの節が、風情を醸し出す「牛首紬」
牛首紬は、その頑丈さで釘抜紬の異名を持つほど。
厚い雪に覆われた石川県白山山麓で織られてきた牛首紬は、紬本来の「野良着」の遺伝子を受け継ぐ丈夫さと言えます。
-①働きものの紬-
たれものの美しい着物が「ここぞ」というときのものなら、働き者に寄り添うのが紬本来の役割。結城紬が軽くてほっこりの王者なら、牛首紬は、どっしりとした丈夫さが魅力の王者。
だから、
毎日のように着物をきて、奮闘されていらっしゃるような方には本当にぴったりだと思うのです。
②後染めの魅力
加藤改石の牛首紬は、白生地になります。ということは、後染めになります。絣で模様を出すような先染めの着物を、普段着と