ゆかたらしい「浴衣」ー 着物になじみのある方であるほどに、ゆかたは浴衣らしいのが良い。 そう思われる方が多いように感じますが、白地に青一色という何とも涼し気でゆかたらしい浴衣。
そこに、雰囲気のあるほおずきがリズム良くちりばめられています。 日本画家の宮下真理子氏の作です。
透かしほおずきが、また涼し気で、シンプルな青一色ですが、濃淡やぼかし、線の表情など、細やかな工夫が凝らされていて、涼やかな中にも風情のあるデザインが目をひきます。
浅草寺のほおずき市にてデッサンしたそうですが、ほおずきと言えば、母が、魔除けになるからと、赤いほおずきを昔よくくれたことを思い出します。 そんな記憶と重なるように、どこか、なつかしい親しみを感じるほおずきは、ともすると昭和を感じるものになりかねませんが(笑)、今の香りのするほおずきに昇華され、涼し気でとてもモダンで素敵なのです。
〇【素材】
素材は、綿ですが、綿絽(乱絽)になっていて、透け感があり、お召しいただいても涼しく、また見た目にも涼し気です。絽目を不規則にならべた乱絽は、モワレのような独特の風合いが生まれ、実際にお召しいただくと、爽やかで涼しげな印象を与えます。
〇【柄合わせ】
また、こういう文様は、お仕立てがとても大切で、柄合わせで着姿の印象が大きく変わってきます。どこで買っても浴衣は同じではない。お品とも言えます。当店では、数十年前よりずっと、ゆかたの柄合わせの大切さをお伝えし続けて参りました。
お値段にかかわらず、柄合わせのお好みをお聞きしながらパズルのような柄合わせをじっくくりと考えます。これは、ずっと当店が大切にしている一つになります。
ほおずき 綿絽ゆかた 日本画家宮下真理子
¥60,500価格
消費税込み
お仕立て代 (手縫い)別
¥19,500