• 佐々木呉服

佐々木という専門店での振袖のお仕度はこんな風です。


序章 お嬢様と過ごす大切な時間になりますように。


第一章 振袖チェーン店とは違うこと

第二章 専門店でのお仕度は、着物を選ぶということだけじゃなく「見る眼」を育む時間

第三章 専門店だからできる細やかなこと

第4章 少しでも良いものを、買いたいと思うなら、「専門店」が「安心」で「お得」な理由

 
序章 お嬢様と過ごす大切な時間になりますように。

ご成人、心よりおめでとうございます。



これから、大切な節目を迎えられますこと、お祝い申し上げます。

ご準備をはじめようと思った、このときから、実は、心に残る成人式が始まっています。




振り袖とは、古来、巫女が袖を振り「降り舞い」を舞って神を呼んだ・・・とか。

そんな由来を知らなくてもどこか厳かな風情を、親や家族は感じているものです。

今この瞬間の初々しい美しさを最大限に引き出して残してあげたい。

そして、美しさの中には、どこか「厳かさ」が漂ってほしいと思うご家族が多いように感じます。


お嬢様は、そんなことを少し、頭に入れてほしいなあと思います。



お洋服とを選ぶときとは違う時間

振り袖は、お洋服とはちがい、お嬢様が、ご自身の思いで軽やかに決めていくというよりは、


ご家族皆さまで、お嬢様のお顔移りや、御意向を聞きながら、

一つ一つ、大切に、時間を積み重ねながら、

お仕度をすることになります。




たくさんある着物の中から、選んで、お会計をして終わり。あとは当日。という流れとは全く違ってきます。何度も足を運んでいただき、細かいところを確認しながら、お嬢様とご家族で決めていくことになります。

こんな時間の過ごし方って、ほかには思い浮かばないと思うのですが、とても素敵な時間を過ごすことになります。出来れば、ご両親、おじいちゃま、おばあちゃまの眼も頼ってほしいです。





振袖は、お嬢様の第一礼装ですから。



第一礼装とは


第一礼装というのは、その背後に

ご家族の存在を感じる特別な衣装なのだとしみじみ感じます。

ワンピースのように、お嬢様が、気軽に軽やかに決めるものとはちょっと違います。

「背景に家族」というと古臭いイメージでしょうか。





以前ならそう思われた方も多いかもしれません。

大震災、自然災害の多さ、コロナ禍を経て、今、家族を大切に思う気持ちや、

目に見えないものを敬うことの大切さに改めて気が付かされ、

ご家族の一つ一つの節目を、これまで以上に、大切に感じる方が

多くなったようにも思います。





振袖は、ご家族の思いを纏う(まとう)装いなんです。

それを、若いお嬢様には、知っていただけたらうれしいです。

きっと、そんなことも、お仕度を進めるなかで、お嬢様自身が感じ取られていくようにも思います。



 

振り袖は、成人式だけ???1回しか着ない?


 

ではないです。


これから続くお友達の結婚式や、大学の卒業式には、袴の下に振袖を着ると華やかです。

それから謝恩会もあります。




意外と着る機会が多いものなのです。




大事な縁談も(笑)あります。 いえ。笑いごとではありません。大事なことです。

成人式の時のお写真で「良いご縁談」がまとまった。なんてお話もお聞きすると

変わらず大切な第一礼装なのだと痛感します。


そして、ご自身の結婚式に着られる方もいらっしゃって、そんなお手伝いもさせて頂いています。




 
第1章 振袖チェーン店とは違うこと
 

呉服屋さんと言えば、まずまっさきに思い浮かぶのは、きっと、

何年も前から送られてくるとお聞きするカタログやDVDじゃないでしょうか。

もう次から次へと送られてくるとお聞きしています。


いわゆる振袖やイベントを得意としたお店から送られてくることになります。



なんのサービスが受けられるとか、

いつまでにご予約いただければ、とか、


色々なサービスが受けられるその方法は、簡単で便利です。

美容室も、写真もすべてセットになって、サービスとか。


ただ、サービスと謡いながらも、営利目的の事業であれば、ボランティアではないということを冷静に考えれば、見えてくることもあるものです。




こういう振袖のお店だけが、着物屋さんではないことを知ってほしいです。






何軒か回ってうちに来られて、

「今までのお店と話す内容が全く違う」

「値段と写真のサービスの話だけで、こちらで聞くような話は一切なかった。初めて聞く話ばかり。」

「どうして佐々木さんが良いというのかが、よくわかった」

なんてうれしいお言葉をかけて下さることも多いんですよ。



◎専門店とは。分かりやすく言えば、カタログの振袖を扱わず、レンタルなどもしないところと思っています。

詳しくいうと、織りや染め、裏もの、仕立てのことなどを、理解し、専門店な知識を持っているお店のことと言えます。

◎そして、扱う商品が全く異なります。だからと言って、お値段が高いわけではありません。そのあたりのことも、少しずつ綴りたいと思います。

 

広告や次々郵送されてくるような


イベント会社のような仕組みの「振袖」だけが振袖だと思わないでほしいのです。


専門店での振袖のご準備というのは、「お仕度」という言葉がぴったりです。




 

ご相談の大まかな流れー何度も話を重ねて育んでいきます。


 


①ご予算や、どんな雰囲気を考えているか、お聞きします。

②色々なタイプの振袖をお見せします。例えば、文様は、古典・写実・モダン・抽象など。染は、東京友禅、加賀友禅、京友禅などなど。

③大体のお好みがわかったら、さらに、そのお好みの振袖に絞って、お見せします。

④振袖が決まると、帯・小物をお選びいただきます。

何度もお話を重ねがら、お気持ちに添ったものを、ご提案しながら、丁寧に一つずつお決めいただきます。一回のご来店ですべて決まる。ということは、ほとんどありません。



あらかじめ、大体のご予算をお聞きするところから始まります。


振袖と帯、ご予算を考えて、ぴたっとくるものを、膨大になるなかから、こちらで絞ります。そして、その中から、更にお好みをお聞きし、選んでいただきます。

振袖を選んでいただくまでに、2,3回ほどの回数になる方が多いです。



1,2回では終わらないのです。面倒くさいですか?それとも、

楽しみですか?何度も、じっくり、、が楽しそうと思われるなら、専門店が向いています(笑)

詳しくて専門的なことを、色々と聞けるからです。






第2章 専門店でのお仕度は、着物を選ぶ。という行為ではありません。ーものを「見る眼」を育む時間ー


振袖は、何を見て決めますか?

柄がかわいい?色が好み?

何千枚もある中から、選ぶ?

好みのタレントさんが着ているから?


数万円の振袖でないのなら、表面の色や、模様だけを見てはいけません。

ある程度のお値段を出すのなら、そのお値段に見合う質を求めたいです。

一番大事なことは、

その色に「深み」を感じることです。


色に深みを出すというのは、色の問題だけではありません。

その色を受け止める生地の質の良さが重要になります。


生地の表面にだけプリントされる振袖は、だからペラペラ、ちかちかとした印象になります。

一方、たっぷりと染料を含むことのできる生地は、心を動かされるような深みのある色を醸し出します。



そして、

配色、質感、帯との相性、文様、


小物の微妙な合わせ具合でがらっと変わる雰囲気。

すべてに神経を研ぎ澄ませるのです。




大切に丁寧に心血を注ぐような思いで作られたものを

清らかな気持で、一つ一つ、確かめるように感じ取っていく過程になります。



振袖のご準備というのは、お嬢様にそういう経験をさせてあげる良い機会なのです。





だから、まだ、お若いお嬢様が、ワンピースを決めるような軽やかさとは

全く違う過程になるのです。そして、

おばあちゃまやおじいちゃまの眼も大切になるのです。






 

感性をつなぎ、育む時間ー


 

振袖だから・・と、ある程度のお値段を出すとき、そのお値段は、なんのお値段でしょうか?

考えてみたことって、ありますか?

大量に一斉に送られるDVDやカタログ、イベント、着付け、メークも含まれていますか?



当店の場合は、純粋な着物のお値段になります。

だから、良いものをお得に買いたいと思われる場合は、

いろんな特典のついていないお店が、実はお得になるのです。



着付けやお写真は、お客様が、これまでの家族の思い出が積もった、いつものご愛用されていらっしゃるその分野の専門のお店でされることの良さがあるとも感じます。




良いものとは。利益追求じゃないからこそ。


これまでに、当店にてお仕度をして下さったご家族様がそうであるように、


成人式ののち、

卒業式や、お友達の結婚式、ご自身の結婚式にて、


または、数十年後、久しぶりに、たとう紙を開けたときでも、


「変わらず、あのときと同じように感動する」とお言葉をいただきます。


それは、利益を追求するのではなく、


企業維持を最優先に考えた仕組みとは違う、

まっすぐなお仕度だからです。





第3章 専門店だから出来る細やかな事。
 

3-01 お得に「お誂え」も一つの選択肢


例えば、身長を気にされる方が結構いらっしゃいます。



これまでにも小柄の方のお振り袖で、ご相談させて頂いたのは、

別注振袖です。お一人の方のために振袖を作るのです。


お誂えだから、高い??

わあ!高そう!と声が聞こえてきそうですが、そんなことはないんですよ。


 附下のお値段に少しお袖が長くなる分、少しプラス程度でおつくりすることができます。こちらのお写真も、そうです。


その方の身長のバランスを見て、

文様の大きさを調整して、配置していきます。









本来のお誂えとは、逆に割安なのです。


手作り品というのは、もともと一点一点作るので、誂え、オーダーだからその分高くなるなんてことは無いのです。


必ず行先が決まって作るということは、その分割安になるのが本来なのです。



一方、大量生産、ロット生産で作られたものを、一点だけ作ることは、当然ながら、割高になります。











3-02 お母さんの振袖をお召しになるとき。

今ご相談が多くなっていますので、

こちらに綴りました。




第4章 少しでも良いものを、買いたいと思うなら、「専門店」が「安心」で「お得」な理由

良いものということは、プリントやカタログになるようなな大量生産品ではないということですが、そういうものを扱うときには、「専門的な眼」が大切になります。



厄介なこと

覚えておいてほしいのですが、

今は、インクジェットの振袖も「友禅」と呼ばれます。


違法ではないのですが、

一般の方にとって、着物を一層分かりづらく感じませんか?



専門性って何?


「着物を知らない人が、着物を知らない人に着物を売る。」なんて、言葉をこの業界ではよく耳にしますが、


プリントの着物や利益を考えた着物をどれだけ見ても、眼は鍛えられません。








日々の仕事が、染や織と向き合うことだから


日々、白生地から厳選して、様々な染めを理解し、様々な職人さんの腕のレベルを見てきているから、

白生地、染め、織りを見れば、その適正なお値段、品質のレベルも分かります。



利益優先で作られた着物なのか、


良いものを作ろうという思いで作られた着物なのか、

そして、一番肝心な適正なお値段なのか・を見極めることが、お客様の安心な着物のお仕度につながっています。






 

ものの見方をお伝えしながら。


 



そして、きちんとお客様にお伝えできることが、専門性のひとつだと思います。



帯締めや帯揚げもそうです。お値段はぴんきりですが、質もピンきりなんです。

どう違うのか。市場を見まわたせば、帯締めのお値段でさえ、実際以上に高いお値段がついていることを見聞きします。


適正なお値段なのかどうか、見る眼をもっていること、それをお伝えできることで、安心してお求めいただけることと思います。







 


「専門店なら、大体このくらいの予算で、どんな振袖のお仕度ができるのだろう?」

「良い振袖って、どういうものをいうのだろう?」

「専門店の振袖を見てみたい」



 


など、気軽にお声をおかけください。


相談したら、買わなければならないとか、思う必要はありません。

また一度見に行ったら、しつこくお電話がかかってくるなんてことも、もちろん、ありません。



「ちょっと入りづらいかもしれません。が、入りづらいお店ほど実は良心的なものです。

出やすいお店です。」(笑)


和やかで、かけがえのない良い時間を重ねていけますように。


最後に、準備期間のこと。

何年も前から、カタログやDVD、お電話が、いわゆる振袖店からの営業がすごい(;'∀')とお客様からお聞きするのですが、


焦る必要はありません。ご家族のお考えを軸に、ご家族のペースでと、願います。

 

専門店でのご準備でしたら、1年もあれば十分です。

数年かけて、じっくりお仕度をするのも、良いですし。お着物がお好きな方は、何年も前から少しずつ温めていかれるような方も。



一つ一つ、丁寧に、大切に時間を嵩めてお仕度を整えていくような

そんなお時間となりますように。

 

女将さんや日本舞踊、お茶など日々着物を着られる方に寄り添う

着物専門店 呉服の佐々木



電話 0776-22-4124

メール お問い合わせ



小さなお店ですので、不在の場合もございます。ご来店の日時を教えていただければと存じます。

相談したら、何かを買わなければならないとか、しつこく電話や訪問があるなど、一切ありません。 安心して気軽にご連絡下さいませ。


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