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  • 執筆者の写真佐々木呉服

ここぞという時の色留めのススメ。最強説

こんにちは。

日々着物専門店の呉服の佐々木の若女将です。


先日県外のお客様がとても素敵なお写真をお送りくださいました。

こうして、お写真をお送りいただくのは、本当に本当にうれしいものです。

ありがとうございます。


今回お伝えしたいことは、ここぞというときの色留めの効果についてです。

私、若女将(何度も言いますが、決してもう若くはありません(笑))が、衝撃を受けた気品について綴ろうと思います。


先日、日本でもとある著名なご家族の披露宴にご出席されたお客様。

その披露宴の様子のお写真や、お着物姿のお写真をお送りくださいました。

(時折、様々なお客様が、様々なところで、様々なジャンルの著名な方とつながっていらして、華やかな世界をお聞きするのは、なんともたのしいものです(笑))


(↑写真はイメージです)


色留でご出席されたお客様。事前にご相談をいろいろとお聞きしておりましたが、お招きくださった奥様にも、素敵なお着物ですねとお声をかけてもらったとのうれしいお話。


その奥様ご自身は黒留袖をお召しになり、お写真を見れば、真糊糸目の友禅であることや、良い帯をされていることが、やっぱり伝わってきます。

同時に、それだけの方ですので、やっぱり、着物に対してもしっかりとした眼をお持ちの方でいらっしゃることが伝わり、そんな方に着物を褒めていただけたという喜びに、お客様と同じように包まれました。


 


◎そして、お写真を拝見して、まざまざと感じたことは、改めての色留めの存在意義です。


こんなことを綴ると、店主(主人)には、何をいまさら・・と言われるかもしれませんが(笑)、店主より私のほうが、一般の方の意識には、近いと思うので、綴ってみます(笑)。



実は、著名な方がそろう場に色留めでいかれたというお客様がたが、お写真をお見せ下さることは、これまでにも、何度かあります。


今回は、何が違ったかというと、みなさん、並んだお写真を見させていただいたことかもしれません。

これまで以上に、とっても、とっても、はっとしたのです。



ゲストの方で、素敵なワンピースや訪問着などのお着物の方も何人かいらっしゃるなかでの色留めの品格ときたら。輝いていました。そして、新郎新婦がまたなんとも素敵で。そんな素敵な主役ををひきたてつつ、花を添えるような大人の品格に、くらくらしました(笑)。



また、お着物がとてもお似合いになるお客様で、本当にしばらく、見とれていたのです(笑)。

まだまだ、お若いお嬢様ですが、色留姿本当に美しい。

昔の方は、黒留・色留袖。って、適当に(失礼💦)作られたわけではないということを、改めて、まざまざと感じたのです。20代のうら若き方とは違う大人の女性に気品を与える装いとして の存在意義です。


もちろん、着物の良さがあっての色留の品格があることは、言うまでもありません。


色留めなら何でもいいわけではもちろんないと思います。


大切なことは、


〇値段ではなく、やっぱり、質・図案・配色

〇それから、品物の良さだけでなく、着物と帯の相性がぴたっときていること。

〇着られる方の雰囲気にぴたっと合う着物と帯であることの大切さ。




良い色留めは、色あせることなく2代は使えます。ここぞというときに、お使いいただけるものだと改めて感じたのでした。


礼を尽くす装いは、披露宴や主役の方に花を添えることは間違いありません。



色留めは、今、着る機会がないと耳にします。少し前、私がお嫁にきたころは、結婚するにあたり、色留めを作られるかたも、まだまだいらっしゃいました。

私ももちろんながら、色留めを持っていて、兄弟の結婚式や、お店のスタッフの結婚式にも、色留で出席しました。

それが、いつのまにやら、色留めと言えば叙勲。それ以外は、いつ着る?一般にはあまり関係ない。そんなイメージがついていませんか?そんな思いを、ことごとく、潔く、払拭された素敵なお写真の数々でした。

自信をもって、言えます。


ある程度年齢を重ねてきたら、ここぞというとき、格のある場には、訪問着も良いですが、色留めをおすすめしたいです。静かな気品に溢れます。



そんなわけで、当店の一番の色留めを出してきてみました。

久しぶりに出してきたら、これもまた、眼が離せなくなってしまい、数十分ほど、眺めていました(笑)。大切なものなので、全体像は写せませんが一部(笑)。



ここぞというときの色留めのご相談もお気軽にどうぞ。



上質だから高いものばかりではありません。比較的値段を抑えたものもあります。

ご予算などもお聞きしながら、気品あふれるものをご提案いたします。




↑色留めにも幅広く使える帯もご紹介しておきます(笑)。

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