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  • 執筆者の写真佐々木呉服

季節が移ろうときに。



季節が移ろうとき、日々着物を着られるようなお客様からは、大量の着物をお預かりします。

一点、一点、たぶりや、八掛のすり切れなど確認し、

お客様が、気持ち良く、再び着られますように、

最善のお手入れ方法を、考え、作業いたします。

毎月、仕入れで京都に行くと、

呉服関係の方々の着物姿を、そこかしこでお見掛けするのですが、

いつも、想うのは、

「素敵だな・・・」と、しみじみと思う方と、

「う・・・ん。何かが違う」「全然違う」と思う方とがいらっしゃるのです。

素敵だな・・と思う方は、ほんとうに少ないのですが😢

その分、言葉に出して、つい、「素敵ですね~」と言わずにはいられないほど、素敵です。(笑)

どこが違うのだろう・・・と良く考えるのですが、


きれいにお手入れが行き届いていることと、

着たときのラインやシルエットがトロンとしていて、美しい。

素材の上質さは、こんなに、違うのだ・・。としみじみ。

美しい着物姿を拝見すると、

何だか、心が、ほっこりと、潤います。

情緒を大切にする日本の美。

そんな姿でいらっしゃいますように、

お手入れも、手を抜かずに、きっちりと、させて頂きます。


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