季節が移ろうときに。
- 佐々木呉服
- 2017年6月12日
- 読了時間: 1分

季節が移ろうとき、日々着物を着られるようなお客様からは、大量の着物をお預かりします。
一点、一点、たぶりや、八掛のすり切れなど確認し、
お客様が、気持ち良く、再び着られますように、
最善のお手入れ方法を、考え、作業いたします。
毎月、仕入れで京都に行くと、
呉服関係の方々の着物姿を、そこかしこでお見掛けするのですが、
いつも、想うのは、
「素敵だな・・・」と、しみじみと思う方と、
「う・・・ん。何かが違う」「全然違う」と思う方とがいらっしゃるのです。
素敵だな・・と思う方は、ほんとうに少ないのですが😢
その分、言葉に出して、つい、「素敵ですね~」と言わずにはいられないほど、素敵です。(笑)
どこが違うのだろう・・・と良く考えるのですが、

きれいにお手入れが行き届いていることと、
着たときのラインやシルエットがトロンとしていて、美しい。
素材の上質さは、こんなに、違うのだ・・。としみじみ。
美しい着物姿を拝見すると、
何だか、心が、ほっこりと、潤います。
情緒を大切にする日本の美。
そんな姿でいらっしゃいますように、
お手入れも、手を抜かずに、きっちりと、させて頂きます。
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