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  • 執筆者の写真佐々木呉服

着物を着続けるのなら、大切なこと。ー仕立て(基本編)ー


仕立の確認をしましょう

日々、着物を着られるような方でも、意外と、見落としがちなことに、仕立てがあります。

今は、コスト削減のため、海外仕立てがとても多くなっているのですが、

着物は、「当然、手縫いで、国内」に決まっていると思い、

確認をされないのだろう・・と想像していますが、

お付き合いの浅いお店であれば、お客様のほうから、

仕立について、確認をすることが大切かもしれません。

というのは、

私たちが、お預かりする他店でお求めになった着物を見ていると、

びっくりするような仕立てをされている着物があるからです。

ミシン仕立であったり、

日本文化ならではの細やかな仕立てがされていなかったり。

これらは、仕立て替え用に仕立ていないため、色々なところで不都合が生じてきます。人生に数回しか着ないのであれば、それでもいいでょうが

何年も着続けようと思われるのであれば、重要なことになります。

そして、

着物の裏が、化繊のものを使われていることも、よくお見掛けします。

お客様も納得の上であれば、構わないと思うのですが、

殆ど、お客様は、知らないことが多いようです。

私たちは、触れば、分かりますが、

お客様は、なかなか、分からないかと思います。

 「仕立は、どちらでされますか。」

 「裏は、絹ものですか?」

 と、確認しましょう。


この写真は、生地を裁つ前に、仕立て士と、

柄あわせ等の打ち合わせ中の時のものです。

仕立士に丸投げはしません。必ず、顔を合わせて、店主の考え・思いと、

仕立士の考えとをすり合わせ、より良い方法を模索します。

 それは、新しいものを仕立てる時だけではなく、お持ちのお手入れ品の仕立て替えのときも、同じです。

次回は、佐々木ならではの、

仕立てで、大切にしていることを書こうと思っています。

店主多忙のため、若女将が代筆しました。


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