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  • 執筆者の写真佐々木呉服

見事な霞む月。夏の名古屋帯。


記念すべき第一回の店主の眼は、こちら。

夏の名古屋帯。

ありきたりなものは好きではありません。

何か、ちょっと、ひねりがあったり、深みを感じたり。

ただ、奇抜なら良いわけではなく、素材の良さがあってのこと。

そこに、深み、品格が備わってくる。


とにかく、すぐにコピー品が出回る業界なので、

どのようになっているのかまでは、書けませんが。

秘すれば花である。

今の時代には、合わないかもしれないが、何でも説明するのは、野暮でもある。

折角の世界観を大切に。

古から、直接的なものよりも、間接的なものに美を見出してきたのが日本人。

その感性を、見事に表現。

表面ではない奥深さが好きだ。


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