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  • 執筆者の写真佐々木呉服

皮のような深みのある艶感が格をつくる。



Gallery佐々木の写真を追加しました。

袋帯は、着付けが大変だから、ちょっと格のある名古屋帯が欲しいと

ご相談を受けることが、ここ数年、増えてきた。

しかし、これが、なかなか、ピンとくるものがない。

「売れれば良い」ではなく、

お客様の想いの上を行く、深みのあるものをお届けしたい

と常に思っている。

表面的なものや、名前ありきの名古屋帯なら見かける。

有職文様など、格のある柄がついていれば、それらしくなる。が、良いと思えるほどではない。

織元に話をし続け、ようやく、「これなら」と思えるものが

数点、織りあがってきた。

写真は、上級者のための名古屋帯。

皮のような艶感が魅力だが、皮ではない。漆箔だ。

文様の鈍い輝きも、味わい深い。


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