かっこいいスーツのような雰囲気。さらに、その蝉の羽根とも称される透け感や艶感、張り感は、風を通し、光を通し、はっとする美しさです。
しかも、ひやっとした感触が、触るだけでなく、目でも感じられるのが、また、良いです。
こちらの着物は、能登上布
「今、能登上布の着物がなかなか、出来上がってこない」
つい先日の京都出張の折り、紬メーカーの社長と店主の話。
・
能登上布は、コロナ前から既に、1軒の機屋のみの希少な織物となっていますが、様々な理由から、今、能登上布の着物があがってこない。と。そんな話になったそうで、こんなにクールな美しい織物をお召しの方が、日差しを浴びて、街を闊歩する風景が消えてしまわないように。そんな思いに駆られます。
①上布のこと
上布と言えば、宮古上布や越後上布が有名ですが、福井県のお隣の石川県で織られている能登上布。
宮古上布や越後上布とは異なり、手の届きやすいお値段も魅力の一つです。
麻100%の素材と、高機での手織りならではの透け感、艶感、張り感が、なんとも美しいです。
カッコ良いのに美しい(笑)。そして、何と言っても涼しい!
しかも、手が届きやすいお値段も大切なうれしいポイントです。
②夏の着物と言えば「濃い地」
暑い夏に着物を着るとなれば、涼が欠かせません。
夏の着物の醍醐味は、・・と私がお嫁に来たばかりのころから、亡くなった義父や現店主から聞かされてきたこと(笑)は、
素材感が豊富なことと、その透け感。その透け感を愉しめるのが、濃い地なんだ。と。
着物と言えば、袷の訪問着や留袖と思われがちだけど、突き詰めれば、着物の醍醐味は夏の着物にいきつく。と。
暑いから、白っぽい薄いお色が良い・・では無いんだなあ~と
思った若かりし頃の記憶です。
③コーディネートのこと
定番の榀布の帯を合わせれば、間違いのないコーディネート。
紗の白地の帯を合わせてみれば、これも素敵。
こういう無地感覚のお着物は、帯を選びませんが、その帯の良さを
ぐっと前面に出してくれるかどうかは、受け止める着物の懐次第だったりします。
地色の良さと、2ミリほどの細い縞、艶感、透け感、張り感。
濃い地に、縞という粋な雰囲気と、
素材の美しさとの相乗効果のあるお品です。
上布ですので、正式な場にはお使いいただけませんが、濃い地の縞は、合わせる帯次第で、場所、雰囲気など、たのしんでいただけます。
④広巾のため、男性にもお使いいただけますよ。
〇能登上布
濃藍 白縞 手織りかすり 麻100% 広巾
石川県指定無形文化財
本麻手織りかすり
織元 山崎仁一
¥170,000(税込)お仕立て代等別
◎ぽちっと買っていただくよりも、
お話をお聞きしながらが当店らしさです。お気兼ねなくお聞きくださいませ😊ライン、メールでも、どうぞ。
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