生引き糸の艶感が美しい帯です。
夏のちょっとよそゆき感覚の帯になります。
単衣の季節、夏にとお使いいただけますよ。
ちょうど、段のところに、生引き糸が使われています。
この生引き糸とよばれるものが、光の当たり具合で、艶やかな光を発し、
軽やかで、気品があり、とても美しい帯です。
しかも、気品があるのに、
金糸や銀糸が使われえていませんので、意外と、無地感覚の紬にも素敵に合ってしまうという、重宝な帯でもあります。
単衣、夏の附下や、絽など。上布や無地感覚の紬にもいけますよ。
お持ちの着物に合うかどうかなど、お気兼ねなくお聞きくださいませ。
当店はぽちっと買っていただくというよりも、お話をお聞きしながらが当店らしさです。
【美しさと実用性】
〇実用性
こちらの帯は、夏ものの薄さを追求しつつ、強度も備えるため、試行錯誤して、ようやく完成した織になります。
良くあるのは、雰囲気のある夏の帯であっても、強度がないものは、どれだけ雰囲気が良くても仕入れません。
当店では、結構きものを着られるかたが多いので、雰囲気だけでない、実用性を兼ね備えているかも仕入れるときの大切な要素になっています。
〇美しさ
生引き糸とはー
普通糸は、乾繭(かんけん)と言い、120度の熱風で6~8時間ほどかけて、蛹がうかするのを防ぎます。腐敗、カビが生じることなく、いつでも糸が引けるのです。
一方、生引き糸は、
蛹が孵化するまでの10日間ぐらいで、糸をひきます。熱風をあてませんので、繭のタンパク質が損なわれず、非常に強くて、光沢の優れた糸になります。
【コーディネート】
白地 熨斗目
最後のお写真にお色違いの熨斗目夏名古屋帯をのせました。
こちらは、薄グレー地は、単衣刈谷田紬小紋に合わせています。
緑色地は、絹紅梅のゆかたに合わせました。
品格のある柄と美しさですが、金糸や銀糸を使っていないので、
少しカジュアル向きの着物にも、とても良く合います。
また、もちろん、絽や簡単な附下などにも、合わせやすいので、
夏の帯として、意外と重宝する帯かと思います。
色違いを持っている女将の私は、夏のちょっと、少し改まった感を出したいときに、とても重宝しています。
お友達とちょっと良い場所でご飯とか、オーケストラのコンサートとか。
絽の附下にこちらの帯を合わられるけれど、ちょっと、気張りすぎ。少し力が抜けた着物で、でも、よそゆき感がほしい。そんなときにもぴったりなんです。
そして、着物を知らない方でも、「着物ってやっぱりいいね~」と言葉をかけてくるようなそんな力をもった帯です。
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