先日、たばこの火で、着物に、穴が開いてしまったというご相談。
もちろん、お客様が、着物を着て、吸っていたわけではありません。
見れば、小さな穴。
「なおりますか??」とのご相談。
◆こんなときは、「かけつぎ」です。
かけつぎと言っても、2種類あります。
一つは、パッチワークのように、下から生地をあてる方法。
もう一つは、生地を寄せて、穴を埋めていく方法。
パッチワークでは、やはり、あと一つが、なじみません。
お客様は、きちっとされた几帳面な方。
今は、着物のかけつぎと言うと・・パッチワークのような方法が多いようですが、それでは納得のいかない店主。
着物のかけつぎで、腕が良いと評判の県外の職人さんに託します。
お洋服と方法は同じでも、技術は、当然ながら、ちょっと、違います。
出来上がりは、穴が全く分からないほど・・まではありませんが、
まずまずの出来上がり。
再び、この着物を着て、気持ちよくご活躍いただけますように。
大切なのは、「少しくらい穴が分かってもいいわ」というお客様なのか、
「きちっとされた几帳面な方」なのか。
◆お客様のお考えに沿って、
「良かった」と言っていただけますように色々な方法で対処させて頂きたいと思っています。