top of page
執筆者の写真佐々木呉服

再び幻になった辻が花

「辻が花とは、縫い絞りを主体にした文様染めを、現代では辻が花と称している」

(書籍 日本の染織2 辻が花  より) 


武将たちには、ファッションの先端をゆく斬新で

人目に立つデザインの辻が花が好まれたとか。



最近でも、新作の辻が花と言われる着物を時折、お見掛けすることがありますが、


当店が先代のころより、ずっと大好きだった辻が花と比べると、

かけられている手間が少ないからか、


なかなか、心惹かれるものに出会えないのが、正直なところです。


染めて、絞って、抜染(色を抜く)し、染め、絞って、抜染をするという作業工程を

色の数だけ、何回も繰り返すことで

作られる辻が花は、


色数が多ければ多いほど、手間が多くなり、

また、その作業に耐えられるだけの

上質な白生地でなければなりません。



店主が、大好きな色をかき集めて(笑)


作ったのが、こちらの辻が花の着物。

附下ですが、文様は、無地感覚に近く、さらりと着こなせるようにと

作りました。





残念ながら、もう作られないと言われたものの一つです。


お写真や色見本の生地をお送りすることも可能です。

できる限り、丁寧に対応させて頂きます。

お気軽にお問い合わせください!






Comments


bottom of page