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  • 執筆者の写真佐々木呉服

古と神事の香る「大麻布」を纏う。【sold out】

大麻?あの大麻??

そうです。

【(sold out)お求め頂きました。心より御礼申し上げます】

 

戦後、大麻取締法により、

日本から消滅した神聖な布がありました。


「大麻布」です。


意外に思われるのではないかと思いますが、(私は正直驚きました。)

しかし、

知れば知るほど、興味のわく布でした。


 

①「神聖」な特別な意味を宿した布

古来より、大嘗祭や伊勢神宮の神事には、大麻布を装束として身にまとっていたとか。


今も、聖域を囲む結界の麻ひもや、神殿につるす鈴の縄として使用され、


また、

神道の祭祀では、「おおぬさ」とよばれ、樹皮からとった皮を束ね、神にささげられていたように神聖な植物だったそうです。

②実は1万年前から身近な存在だった


福井県の若狭地方にある鳥浜貝塚からは、大麻の種や縄が出土し、当時から大麻が生活用品や食品として幅広く用いられてきました。


私たちの住んでいる福井とも、意外なところで接点が見つかり、

また驚き、近いうちに鳥浜貝塚に足を運びたいと思い始めているところです。


数千年ものあいだ、日本人が、この繊維と共に生活を営んできたことを心にとめて、

この布を見れば、懐かしく、親近感をおぼえます。



③熱い思いからよみがえる大麻布は、驚くほど柔らかい素材だった。


麻布研究者の第一人者の方や、織元らの熱い思いから、半世紀ぶりに復活した大麻布。

もちろん、無害な大麻を栽培し、3年半の試行錯誤の末、ようやく完成した布は、


これまでの麻や上布などのシャリ感のある素材とは違う、

どちらかえと言えばトロンした柔らかさ。


使い込むほどに柔らかくなるという言葉に、

どう変化していくのか、楽しみな着物でもあります。


文様は、渦巻。

水面に広がる水紋をモチーフにした渦巻紋は、紀元前のケルト文様にもあり、

限りなく増殖する生命の源の象徴として古くから親しまれてきた文様でもあります。


 

消えていく織物が多い中、

数千年日本人に寄り添ってきた布がよみがえるのは、またうれしいことでもあります。


【大麻布きもの】

古と神事の香る着物を纏う。

単衣の季節に。


お気軽にお訊ねくださいませ。


【Sold out】 ーお求め頂きました。心より御礼申し上げます。ー   




℡ 0776-22-4124



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